2009.10.2〜10.4
下北沢「しもきた空間りばてぃ」にて
客演:鈴音りん 喜屋武由美子 夏見隆太(Mrs.fictions) 村上俊哉 
    市野々はる果(盗難アジア) 佐藤拓実(劇団イエローケーキ) 加藤なぎさ

○第一話 「帰郷のすすめ」
作・演出 酒井雅史
驚いた。それなりに心の準備はしていたけど、軽く予想を越えてきた。
腹がたつ。二年ぶりに突然帰っても、この家には自分の居場所があると思ってい
た私に。
腹がたつ。とはいえ、やっぱりどう考えてもあり得ないこの状況に。この状況を
作り出したであろう我が両親に。
一階に降りてもっと驚いた。
そちらはどなた様?

○第二話 「無節操にひっくり返る。
          ならばせめて美しく。」
作・演出 酒井雅史
人生とは戦いの連続だ。
誰もが何かと戦っている。
何かの選手じゃなくたって。
審判も観客もいなくたって。
勝者に与えられる報酬なんてなくたって。
誰もが何かと戦っている。
が、ルールが一つ。勝手に始めていいけど迷惑かけちゃだめ。それはもう…なん
か…いくら戦っても負けです。

○第三話 「ガネーシャ・トランスポート」
作・演出 渡辺裕之
教育機関で学ぶ原理(プリンシプル)を舞台に創造しようとする図書室的原理試作演劇。今回のサブジェクトマターは…「倫理」。
「脳死」は人間の死か?または死を乗り越える超越的な不死となるのか?そして臓器移植後の死の存在は、同じ「ヒト」であるのか。
ヒンドゥー教における象の頭部を持つ神ガネーシャと、言語のトランスフォーメーション、ルイスキャロルのタブレットから倫理へ迫っていく、密室で行われるストーリーを極力排除したSST(ソリッド・シチュエーション・スリラー)演劇。

photo by 荒 多惠子

ジェントル怒髪天